三菱重工、川崎重工、IHI…「防衛特需」膨張に官民が懸念と失望

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 防衛分野の発注は原価に薄い利益を乗せた額が基本で、利益率は低いが安定した収益源だ。それが防衛費の倍増で何年も続くとなれば……。

 どのくらい見込めるのかね?

 大手3社の今3月期の受注高は計3兆1800億円で、前年の2.2倍だ。来年の3月期も同水準の見通しで、来3月期の防衛を含む売上高は3社合計で42%も増えるそうだ。

 「防衛特需」だな。

 ただ、兵器は国防には大事だが、社会にじかに付加価値をもたらすわけでなく、いわば消耗品。それに業績を依存し過ぎるのはいかがか、という声が経済界にある。

■日本の技術開発がしぼんだ

 私も、そう思う。通信や気象観測など平和利用の宇宙ロケットに失敗が目立ち、三菱重工はジェット機の開発がうまくできずに撤退した。大型客船「飛鳥」の事業も打ち切った。結果からみると防衛特需に依存する面が大きく、日本の技術開発がしぼんだ印象だ。

 戦場で燃え尽くす兵器よりも、宇宙や世界一周クルーズのほうに夢がある。再挑戦を期待したいね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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