維新が「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?
■政党CMに巨費も中身は“薄口”
しかし、どうにも内容が“薄口”。党員資格停止処分を受けた末、政界引退に追い込まれた足立康史前衆院議員もX(旧ツイッター)で〈これだけ中身のない政党CMを見たことがない〉と酷評。かつての仲間もボロクソだ。
衆院選の争点は「政治とカネ」。維新はこんなスカスカのプロモーションに巨費を投じているのだから、ますますセンスを疑われる。
「大手紙の全面カラー広告は1本3000万~5000万円。5紙に掲載すると1.5億~1.8億円ほどです。テレビCMは本数によりますが、出稿料は1億円を下らない。ネット広告や制作費などを含めれば、総コストは3億~4億円といったところでしょう」(広告業界関係者)
維新の政治資金収支報告書によると、前回の衆院選が実施された2021年は12月24日に「衆院選広報業務委託費」として大手広告代理店に約3億6000万円を支出。旧態依然の金満選挙を繰り広げている政党に何を打破できるのか。