米内光政のグループは「軍事的勝利ありえない」で一致した

太平洋戦争は外交が軍事に屈服した結果であった。外交の当事者たちは挫折感、敗北感に打ちひしがれていた。開戦に踏み切るまでにもっと有効な手立てはなかったのか、それが昭和10年代を担った外務省関係のスタッフたちの疑問であった。
その中で最も強い怒りを持ったのが有田八郎であった…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り877文字/全文1,018文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】