自民・二階元幹事長85歳 不信任決議投票で「ひとり牛歩」の切なさ…深夜国会は高齢者虐待?

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 思わず議場でコックリ、コックリ──。最長老の身にはキツすぎる深夜国会となった。1日の衆院本会議。日付が変わる直前に否決された鈴木俊一財務相の不信任決議案に対する討論中のひとコマだ。

 自民党議席の最後列に居並ぶベテラン議員がみんな疲労困憊の中、とりわけ眠そうにしていたのが、二階俊博元幹事長である。先月17日に誕生日を迎え、御年85歳になったばかり。とうに「後期高齢者」で、現職の国会議員としては最高齢だ。

 加齢による足の筋力の衰えなのか、最近は歩くのも難儀な様子。記名投票が始まり、いざ登壇しようにも足取りは超が付くスローペースで「ひとり牛歩」状態。期せずして不信任案提出で「時間稼ぎ」を狙った立憲民主党を少し助けてしまった。

 立憲は24年度予算案の採決阻止に向け、徹底抗戦の構え。2日連続の深夜国会が予想される。まるで「高齢者虐待」だが、本をただせば二階氏自身も深く関わる自民の裏金づくりが要因。

 そもそも、それほど弱っているのなら、潔く政界を退けばいい。

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