植民地は軍事的にも持つ意味はないと論じた石橋湛山の先見性

石橋湛山が、大正10(1921)年7月、8月に書いた「大日本主義の幻想」は当時の大正デモクラシーの空気を十分に代弁している。いわゆる小日本でいいではないかというのは、極東の一角に民主主義の範となる国家をつくるのが、この国の生きる道だという意味にもなった。
前回述べたが植…
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