小池都知事さすがに意気消沈…自業自得の補選惨敗、国政進出消滅で3選出馬にも黄信号

公開日: 更新日:

「明らかな戦略ミスだ」と言うのは地元の自民党関係者だ。こう続ける。

「初めから推薦を我々にお願いしていれば、自民の組織票が乗り、こんな情けない結果にはならなかったはずだ。結局、選挙戦終盤になってから小池知事は自民のほぼ全区議に電話で支援を要請してきたが、後の祭り。さらに、最終的に公明党の支援までもらい、借りもつくってしまった。国政進出はもう無理ですから、今後は自公に頭を下げて、都知事の座にしがみつくしかないでしょう。まあ、自業自得ですよ」

 7月7日投開票の都知事選への悪影響は免れない。

 2020年の前回知事選で、小池知事は366万票を獲得し圧勝したが、次は“黄信号”だ。神通力に陰りが見えただけでなく、最大のネックは、元側近の告発で再燃中の「学歴詐称」疑惑である。都政関係者はこう言う。

「今後、新たな事実が1つ2つ出てくると、さらに疑惑を引きずることになる。衆院補選全勝で勢いに乗る立憲がいい都知事候補を引っ張ってくれば、小池知事の3選は盤石ではないだろう」

“女帝”陥落が現実味を帯びてきた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動