世論調査での人気は高いのに…石破茂氏が自民党総裁選で負け続けている本当の理由
政治評論家の田崎史郎氏(74)は26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、「石破さんが議員から嫌われる理由はなんですか?」という視聴者の質問に対し、「厳しい質問」と言い、続けて「正しいことを言うのが政治家ではなく、正しいことをやるのが政治家。(略)ある意味妥協しないといけないが、石破さんは理想を追求しているということ」などと回答していた。
■正しいことをやる政治家は自民党では支持されない?
これに対し、SNS上では早速、《正しいことをやる政治家は自民党では支持されないという驚き》《国家、国民のために理想を追うのが政治家。しかし、自民では違うということだな》といった声が飛び交っていたが、改めて過去の総裁選を振り返ると、石破氏の発言は自民党の国会議員からことごとく総スカンを食らっている。
故・安倍晋三元首相が3選を目指して臨んだ2018年の総裁選では、石破氏は「正直で公正、謙虚で丁寧」という極めて当たり前のキャッチフレーに掲げていたが、これが森友、加計問題で批判が殺到していた安倍氏に対する「あてこすり」といった皮肉交じりの声が上がり、苦杯をなめる結果に。