世論調査での人気は高いのに…石破茂氏が自民党総裁選で負け続けている本当の理由
《毎年、ノーベル賞候補の最有力として挙げられながら逃す人みたいな…》
SNS上でこんな声が出ているのが9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選に自身5度目となる出馬を表明した石破茂元幹事長(67)だ。
毎日新聞が24~25日の両日に実施した全国世論調査によると、次期総裁として最も多かったのは石破氏(29%)だったという。ANNの世論調査でも石破氏を支持する回答が27%と最多で、毎日新聞の結果と同様に以下、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安全保障担当相(63)と続く。
過去の総裁選をみると、石破氏は全国の党員・党友による地方票を多く集めるものの、国会議員票で他候補に及ばず。今回の総裁選は派閥解消で候補者が乱立し、国会議員票をまとめるのは難しいとされるが、世論と国会議員の評価はなぜ分かれるのか。
政治評論家の田崎史郎氏(74)は26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、「石破さんが議員から嫌われる理由はなんですか?」という視聴者の質問に対し、「厳しい質問」と言い、続けて「正しいことを言うのが政治家ではなく、正しいことをやるのが政治家。(略)ある意味妥協しないといけないが、石破さんは理想を追求しているということ」などと回答していた。