シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(24)皇国の精神の発露としての「海ゆかば」
![バンザイで出征兵士を見送る人たち(1940=昭和15=年8月)/(C)共同通信社](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/367/380/be564fa4c1b7b338942468605815ad9620250206133559467_262_262.jpg)
皇国という語は、昭和10年代の重要なキーワードになっていくのだが、もう少し別な角度から論じておこう。この語を象徴する歌が作曲されて、国民の間に広がっていくのだ。例を挙げれば、「海ゆかば」がそうである。昭和12(1937)年に作られた軍歌と言っていいだろう。戦時下では、天皇に命を…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,081文字/全文1,221文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】