揺らぐ「日米同盟が基軸」の妄信…米国隷従で散々むしり取られてこの末路

いよいよ、その正体をあからさまにしてきたトランプ政権。媚びてすがってきた歴代自民党政権も「米国抜き」を視野に入れ始めたことだろう。「今だけ、金だけ、自分だけ」の米国に今後も貢ぎ続けて捨てられるのか。石破さんの意見を聞きたいものだ。
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こうなると、もはやディールではなく、ただの脅しなのではないか。
4日夜(日本時間5日午前)、上下両院合同会議で行われた米トランプ大統領の施政方針演説。以前から口にしているグリーンランドの買収と、パナマ運河の奪還について、「いずれにせよ、われわれはグリーンランドを手に入れる」「パナマ運河を取り戻す」と宣言してみせた。
アメリカは世界一の「軍事大国」であり、世界一の「経済大国」である。国際社会が危惧した通り、「軍事」と「経済」を使って世界中を恫喝しはじめている。
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