立花孝志氏襲撃事件で容疑者が使用「閃光手榴弾」の気になる威力…「ネットで購入した」と供述

公開日: 更新日:

 しかし、犯行時に現場で一部始終を目撃していた日刊ゲンダイは、その威力を実感することはなかった。閃光手榴弾は強烈な光を出すこともなく、ピカピカと鈍く光っているだけだった。アラート音も周囲の音にかき消されていた。

■「軍や警察での使用は聞いたことがない」

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う。

「実戦で使用される閃光手榴弾は、近くで爆発すれば強烈な光に加え、170デシベルにもなる爆発音が襲いかかる。視力だけでなく、聴力も一時的に奪われ、直撃すれば倒れこむほどの威力です。犯行時を撮影した動画を見ても、宮西容疑者が使用したものにそこまでの威力があったとは思えません」

 本当に実戦で使えるような閃光手榴弾だったのか。

「今回のような、充電式でLEDを用いた閃光手榴弾が、実際に軍隊や警察で使用されたというのは聞いたことがない。ミリタリーグッズの中には質の悪いものも多く、特にネット通販ともなると玉石混交です。少なくとも、宮西容疑者が使用したものに、実用的な性能はないでしょう」(世良光弘氏)

 しょせん、ネット通販で買ったレベルのものということだろう。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された