小久保ジャパン台湾戦 4回8Kヤクルト小川が振り切ったわけ

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 最多勝のタイトルに恥じない投球だった。
 8日から始まった、新生侍ジャパンと台湾代表の強化試合。初戦のマウンドに上がったのが、ヤクルトのルーキー、小川泰弘(23)だ。

 初回に1点を失ったものの、二回以降はノーヒット。4回を投げ、2安打1失点8奪三振と、台湾代表をキリキリ舞いさせた。

 この日の活躍で、「そういえば小川って、タイトルを取った新人だっけ」と思い出した野球ファンも多いのではないか。

 ノーラン・ライアンばりに足を上げるフォームで、勝ち星を量産。16勝4敗、防御率2.93で堂々の最多勝に輝き、新人王も確実視されている。

 しかし、肝心のチームは最下位。ポストシーズンに出ない球団の話題は徐々に忘れ去られ、先発ローテが崩壊する中、新人ながら孤軍奮闘した小川の名前もいつしか遠いものになってしまった。

 その上、同じルーキーながら日本シリーズで2試合を投げた則本ばかりに注目が集まる始末。セの新人投手も、やはり日本シリーズで好投した巨人菅野の印象が強い。タイトルを取りながら黙殺されていた小川は、そんな光景を歯ぎしりしながら見ていたかもしれない。

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