ソフトバンク1位指名・加治屋蓮が乗り越えた「母の不幸」

公開日: 更新日:

■ゲームよりカブトムシ

「1位指名なんて想像もしていませんでしたからね。今でも朝起きたら、『これ夢じゃないやろね?』という感じですよ。(ドラフト直後の)3、4日間は、自分が事故にあって見ている夢じゃないか、なんて思ってましたから」

 ソフトバンクのドラ1投手・加治屋蓮(22)の父・博樹さん(43)がこう言って苦笑いする。

 宮崎県の最南端に位置する串間市は、東部は日向灘、南部は志布志湾に面する。東西を山に挟まれ、中央を流れる川から水を引いた水田が一面に広がる町で加治屋は生まれた。

「川に行って泳いだり、魚を釣ったり、川エビを捕ったり。カブト虫やクワガタもよく捕りましたね。ゲームセンターもなかったもんで、中学校でも友達と遊ぶ時はサッカーとか野球とか……とにかく体を動かしていました」(加治屋)

「家でゲームなどはしていませんでした。僕らが小さい頃と同じですよ。真っ黒になるまで外で遊んで、日が暮れると帰ってきて……」とは父の博樹さんだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い