巨人ドラ2和田恋を陰で支えた 母の「二重生活6年間」
■和田恋(巨人 内野手)
恋は「れん」と読む。
「みんなから好かれるように」と両親が名付けた。
母の奈津子さん(46)は学生時代、バレーボールに打ち込んだ。高知・嶺北高で県大会ベスト8。168センチの長身を生かし、エースアタッカーを務めた。
兄の涼さん(22)も高知高野球部出身。投手兼外野手だった。現巨人の公文克彦らと2年夏、3年夏の甲子園に出場。立命館大(4年)に進学し、野球を続けた。来春から大手石油会社への就職が内定している。身長は190センチと大柄だ。
「息子2人の身長が高いのは私譲り。恋の肩が強いのは父親譲りかな。父親も肩が強かったみたいです」(奈津子さん)
父・博人さん(48)も高知高野球部OB。身長は170センチだが、肩の強さを生かし、投手などで鳴らした。現在は土佐町で3代続く建設会社を経営。隣にある自宅で暮らしている。
2人は23年前に結婚。ほどなく涼さんが生まれた。