ソチ五輪 浅田真央を追い込むトリプルアクセルと大和魂
前出の関係者は「浅田はソチでも必ず3Aに挑む」と言うが、失敗のない評価点加算の演技に変更することはできないのか。
スポーツライターの工藤健策氏は「ファンやマスコミだって浅田が3Aから逃げたら許さないでしょう」と言う。
「フィギュアは人間の能力を競う五輪の中でも特殊な競技です。タイムや飛距離を競うものではない。バレエのような表現力とジャンプのようなアスリート性が求められる。それなのに日本のマスコミやファンは浅田真央のジャンプばかりに注目する。『大技の3Aを跳ばない真央は真央じゃない』という感じです。『挑戦してきたものは途中でやめるな。3Aでキム・ヨナに勝ってくれ。失敗してもいいから跳んでくれ』と、みんな浅田真央をあおっている気がする。フィギュアスケートの本質がわからないマスコミやファンが浅田を追い込んでいるのではないか」
かくして浅田真央は玉砕覚悟で3Aを跳ぶことになる。