「被災地復興」振りかざして突き進む 東京五輪のおぞましさ

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 まったくだ。さらに菅野氏は続ける。
東京五輪招致は復興を促進するためではなく、復興や被災地を利用しているだけ。開発が進むのは東京だけです。東北の人たちは愛する人も家も失った。今でも約27万人がつらい避難生活を強いられている。原発事故による汚染水は今も海を汚している。それらすべてに頬かむりして、何が東京五輪か。五輪を呼ぶのは東北の人たちに平穏な生活が戻ってからでもよかったのです」

 ヒト、カネ、モノを最優先すべきは被災地であり、その道筋をつけるのが国の仕事ではないか。

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