グリーンをパットで…松山英樹が払わされるマナー違反の“代償”
松山の場合、マナーだけでない。昨年10月には13/14年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」でD・ラブIIIからグリーン上でボールを置く位置が違うと指摘されてルールトラブルになった。その時も試合後にラブIIIが、「ベリー、ベリーグッドプレーヤー」と松山を評価したが、今回のポールターと同じ社交辞令であり、米ゴルフマスコミの間では、ルールやマナーにいい加減なヤツだとの印象が強まったかもしれない。
■米ツアーはプロを見る目が厳しい
それでなくても日本ツアーは尾崎将司の“インチキ”が世界中に知れ渡っている。
2打目地点のボール後ろの芝をドライバーで押さえるライの改善が常習化していることを米ゴルフ雑誌に紹介され、「日本ツアーはインチキ」と紹介された。今回のグリーン上の行為で松山も、「やっぱりジャンボと同じか」と見られた可能性もあるのだ。
「石川遼のルーキーイヤーでは、PGAツアーの配慮で結構いいペアリングだったり、いい時間のティータイムでしたが、今回の騒動で松山にはそういう“優遇”がなくなる可能性もあります。また要注意人物として、プロばかりでなくギャラリーの目も厳しくなるでしょう。ギャラリーを敵に回したらブーイングは当たり前だし、ルールの判断が難しい状況では競技委員からペナルティーを科されることになるかもしれません。そしてIdiotという言葉自体、マナー違反常習のイメージがあって、ツアープロ生活を長く続けるにはマイナスです」(前出の吉川氏)
松山の次戦はマスターズ。メジャー大会で手痛いしっぺ返しを食らいそうだ。