ユーべの強さで痛感 「日本は伊に勝ってW杯8強」の笑止千万
■イタリア代表レギュラーが多数
フランスの強豪リヨンと戦ったユベントスはGKブッフォン、DFボヌッチ、キエッリーニ、MFピルロ、マルキージオとイタリア代表のレギュラー陣が先発出場。
ブッフォンは前半29分のMFゴナロンの強烈ミドル、後半22分のMFムベムバの絶妙FKを好セーブ。身長190センチのボヌッチ、186センチのキエッリーニは空中戦にも一対一にも強く、セットプレー時の強力な得点源でもある。攻守の要・ピルロは技術と戦術眼の高さでチームを牽引。FKに絶対の自信を持ち、リヨン戦の前半4分にはゴール正面やや左から“リヨン7選手の壁”越しに見事な先制弾を決めた。
マルキージオはボランチ、左サイドMFを器用にこなし、ミドルシュートの決定力の高さにも定評がある。リヨン戦の後半23分には30メートルの距離から強烈シュート。相手選手に当たってオウンゴールとなったが、リヨン選手のヤル気をそぐに十分な追加点を決めた。
日本代表は02年日韓大会、10年南ア大会でベスト16入りしたが、いずれも決勝トーナメント初戦を落とし、ベスト8入りが悲願となっている。仮にブラジルで勝ち上がったとしても、伝統国イタリアとウルグアイが立ちはだかる。ベスト16の壁は、これまで以上ブ厚いのだ。