ただいま三冠王! 阪神マートンが秘める「4割」の可能性
10日までのマートンの打撃を見ると、今季の対右投手の打率は.389(昨年.318)。対左投手の8割(同.303)に比べて半分以下だ。12試合しか消化していないので四球(4)、三振(5)はまだ少ないが、1試合で3安打以上は4度もある。
「.406を記録したときのテッド・ウィリアムズは、185安打で四球が147もありました。四球が多かったことで、打率が落ちなかったのです。マートンがこのまま打ち続ければ、相手バッテリーはピンチで勝負を避けます。四球で歩けばいいのですが、打点欲しさに悪球に手を出すと、打率は下がってしまいます」(前出の小野氏)
10日のDeNA戦で5割は切ったが、それでもまだまだ楽しみだ。