編成下手また露呈 阪神・伊藤和雄の遅すぎた「支配下登録」

公開日: 更新日:

「でも、フロント、現場はなかなか動かなかった。育成にしたばかりですぐに支配下に登録すれば、どこに目をつけていたんだと眼力に疑問符がつく。メンツが丸つぶれでした。だから、中村GM、和田監督は報道陣から伊藤の支配下登録について聞かれても、『良い悪いだけじゃなく、バランスを考えて』(和田監督)などと、苦しい弁明をしていた。

 だから、伊藤が開幕直前に右肩の張りを訴えた時、『支配下登録のタイミングをずらすために、4日間で3試合とキツキツの登板をさせて、肩をおかしくさせようとしたのではないか』といぶかる声すら上がったほどです」(マスコミ関係者)

 伊藤本人も、育成に落とされたことで発奮した部分はあっただろう。
「ただ、それだけでいきなりいいボールが投げられるほど、プロの世界は甘くない。何たって大卒とはいってもプロ入りして2年。そもそも肘の状態を丁寧に見ていれば、育成に落とすような選手じゃなかった。編成としては、FA選手の補強を考えて、支配下選手枠を空けたかったんだろう。結局、獲得を目指した中田賢一も鶴岡慎也も、ソフトバンクに取られている。編成の失敗だと言われても仕方がない」(阪神OB)

 編成に関わった面々は伊藤に「参りました!」と頭を下げる日が来るか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主