悲願成就で再燃 最下位低迷する「西武ライオンズ」身売り話
■投資家はシビア
現状にファンも見切りをつけたのか、ホーム12試合の平均観客数も昨季より4000人以上少ない約1万8000人。このままファン離れが続けば、チケットやグッズ収入も激減する。
投資家からすれば、球団保有が経営の足を引っ張るのであれば、西武HDに売却を迫るのは当然のこと。お荷物を手放し、効率のよい事業に投資すべきという声は必ず出てくる。
とはいえ、04年の球界再編の時、コクド(元親会社)がライブドアに西武ドームを含めて200億円で売却の打診をしたが、堀江社長(当時)に「100億でも高い。50億でもどうか。いや、タダといわれても…」と断られたぐらいだ。
球場へのアクセスが西武鉄道だけという球団では魅力なし。西武の身売りは、所沢からの本拠地移転を意味することになる。