楽天は新補強で見切り? ユーキリスは再来日でも居場所なし
4月下旬から左かかとを痛め戦線離脱中だった楽天・ユーキリス(35)が再検査と治療のため一時帰国することが6日、明らかになった。楽天によれば、本人の申し出があったため、球団側が了承。再来日の時期は未定だという。
ユーキリスは昨年の楽天日本一に貢献したマギー(現マーリンズ)に代わる新助っ人として今春に来日。ジョーンズと共に主軸として期待されていた。ところが、キャンプ中から不振にあえぎ、シーズンが開幕しても不調のまま。たまりかねた首脳陣やジョーンズが連日のように打撃フォームの指導に当たるも、本人は「自分の打撃は自分が一番よく知っている」と、周囲の助言にほとんど耳を貸さなかった。「二軍に落ちる前の4月上旬からチーム内でも浮いていた」(楽天関係者)というから、一時帰国もうなずける。
楽天はユーキリスに見切りをつけたのか、今月3日にメキシカンリーグでプレーしていた元巨人のボウカー(30)と契約。研究熱心で全力プレーが売りの左打者にチーム浮上を託している。
仮にユーキリスが万全な状態で戻ってきたとしても、居場所はないかもしれない。