2軍落ち楽天・松井裕に「力みすぎ。冷静に」と恩師がエール

公開日: 更新日:

「もう1回、ピッチングのABCから勉強してもらう」
 星野監督にこう言われ、24日に二軍落ちした楽天松井裕樹(18=桐光学園)。プロ4戦目の23日は5回で8四球。投球の体をなしていなかった。

 森山投手コーチは「二軍で何をやらせるか? さあ、どうするんだろうね」と苦笑いし、「心の問題もあるんじゃないか」と指摘。3戦目にバッテリーを組んだ捕手の小関は「監督の言うABCは、まずストライクゾーンにボールを入れることじゃないですか。投げ込みで直る? それはわかりませんが……とにかく下でやった方がいい」と話した。

 コーチも女房役からも半ばサジを投げられた松井。中学時代に所属していた緑東シニアの中丸敬治監督は「周囲にあれこれアドバイスをされすぎて、頭の中がパニックになっているのでは」とこう言う。

「私は付き合いが長いからでしょうけど、松井はマウンドの表情を見れば状態がわかる。勝つ試合の時は、マウンド上で明るい笑顔を見せていた。今は顔がひきつっているでしょう。あまり緊張しない子なんですけどね……。23日などはとても投げられるような状態ではなかったと思う。長所である、打者に向かっていく姿勢もなかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動