釜本邦茂氏がW杯日本代表「ストライカー陣」を徹底検証

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 主軸FWの本田、香川、岡崎との相性についても同様。10年南アW杯の後、大久保は12年2月のアイスランド戦しか出場していない。南アW杯のサポートメンバーだった香川と連係プレーをどこまですり合わせることが出来るのだろうか? やはり不安は拭えない。

■柿谷は精度が狂っている

 C大阪のFW柿谷曜一朗は私の古巣の人気選手だし、厳しいことも言いづらいが……。今季の柿谷は「W杯メンバーに必要な選手なのだろうか?」と頭の中に疑問符が飛び交ってしまう。

 他のFW登録選手と比べてみて欲しい。本田に香川、岡崎に清武、大久保に大迫に斎藤。どの選手と比べても「柿谷の方が確実に上回っている」部分は、なかなか見いだせないではないか。

 昨年7月、国内組で臨んだ東アジアカップで活躍した柿谷は全国区人気を博した。「大きな注目を浴びている。カッコ良い立ち居振る舞いをしないといけない」という思いが、ピッチ上でも反映しているのではないか? 「スマートなプレーから誰もが驚くナイスゴールを決めたい!」と余計なプレッシャーを自分自身に掛け続け、それでプレーの精度が微妙に狂っているような気がする。泥臭いプレーから偶発的なゴールでもいいじゃないか! そう柿谷にアドバイスを送りたい。

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