日ハム上沢に“特命” 期待される「女性ファン」の掘り起こし
「開幕当初のような勢いはありませんが、彼は簡単には二軍に落ちないはずです」
日本ハムの関係者がこう話すのが上沢直之(20)のことだ。
プロ3年目の右腕は、開幕直後から先発ローテーション入り。投手陣が手薄な中、開幕3連勝を含め、交流戦前までに5勝(1敗)をマークした。
23日のDeNA戦を含め、ここ2試合は序盤の失点が目立つものの、内容自体はさほど悪くない。交流戦のローテから外さないことが首脳陣の間で確認されているうえ、戦力面以外のメリットが上沢にはあるという。それが「甘いマスク」だ。
日ハムは数年前まで中田、陽、稲葉らが女性ファンのハートを引きつけていたが、結婚を機に人気が急落。以後、チーム全体の女性ファンの数も伸び悩んでいるという。
そんな状況の中、彗星のように現れた「イケメン」が上沢なのである。
「現在チーム内の女性人気ナンバーワンは独身内野手の西川(22)ですが、上沢も187センチの長身と可愛い顔つきで、女性ファンに人気急上昇中です。そこで、チームはこの2人を使って広島の“カープ女子”ならぬ、“ファイターズ女子”を増やしたいようなのです。そんな営業サイドの思惑もある」とは冒頭の関係者だ。