星野監督の退任も? デーブ大久保「代行の代行」昇格の意図
佐藤監督代行を立てたのは、「オレの代わりはヨシしかおらん」と日頃からその手腕を評価する指揮官自身。その佐藤コーチがわずか36日で代行を“クビ”になり、投手コーチに逆戻り。後釜に座ったのが、よりによって大久保二軍監督では、一瞬、腰の激痛を忘れたはずである。
■三木谷オーナーの覚えめでたし
「大久保代行はかねて、<ポスト星野の最有力候補>といわれていますからね。09年に西武を解雇されたあと、少年野球をやっている三木谷オーナーの息子の個人コーチを務めていた関係で、オーナーの覚えがすこぶるめでたい。大久保代行自身は星野監督を<おやじ>と呼び、<おやじを男にしたい>と純粋ですが、周囲はそうは見ていない。味方も多いが敵も多い大久保代行を、星野体制の獅子身中の虫、と周りが煽るから、2人の関係は微妙というのが定説。昨年、大久保代行が一軍打撃コーチから二軍監督に転じたのは、距離を置きたい星野監督の意向ともっぱらなのです」(地元放送局関係者)
今回の人事で、「ポスト星野は大久保」というオーナーの意向がハッキリしたから、いよいよ星野監督は複雑だろう、というわけだ。