結局、5−12と大敗し原監督は「見ての通り。勝負にいった。どう映ったか、見ての通りです」と摩訶不思議な守備陣形については多くを語らなかったが、高橋氏は「データの裏づけがあったにせよ、2位で追撃態勢の阪神ベンチに『巨人は何をバタバタと焦っているんだ。思うほど盤石じゃないんだ』とスキを見せているようなもの」と言った。
楽天の野村元監督はかねがね、「原は目立ちたがり屋。変わったことをしたり、変わったことを言おうとする」と言っている。大向こうをうならせたいという欲が出たものなら、この1敗は尾を引きそうだ。