巨人 数年後は「助っ人全員キューバ人」の笑えないジョーク
巨人が昨17日、キューバ人右腕のエクトル・メンドーサ(20)を獲得したと発表した。
190センチ、80キロ。長身からの150キロ近い直球を武器にし、09年の16U世界野球選手権大会にキューバ代表で出場して、最優秀投手に選出された。国内リーグの所属チームでは抑え。先発もできるという。
まだ大学1年生。面倒見役として、キューバから投手コーチ1人も来日する。契約は今季終了までだが、即戦力というより、育成の意味合いが強そうだ。
メンドーサは「速球には自信があり、内角を突く攻撃的なピッチングが自分の持ち味。一日も早く一軍に上がり、チームに貢献したい」と球団を通じてコメントした。
中南米の野球事情に詳しい球界関係者によると、巨人は当初、WBCなどでも実績がある代表のエース級を要望したという。それが、4月に友好協定を結んでいるキューバ連盟からメンドーサを強く推薦され、コーチとセットで受け入れを決めたという。キューバから日本球界にやってくる助っ人は4人目だが、投手は初。巨人はセペダに続いて2人目になる。