巨人 数年後は「助っ人全員キューバ人」の笑えないジョーク
キューバ側に押しつけられた――わけじゃあるまいが、セペダ同様、今回も「パイプづくり」と割り切ったフシがある。今オフこそ「エース級」を獲得したい思惑があるからだ。
「巨人の外国人選手は、政府公認のキューバ選手以外はだんだん契約を解除されていくのではないか。ずっと二軍のセドンはもちろん、現在一軍のロペス、キューバから亡命したアンダーソンもみんな危ない。来季まで2年契約を結んでいる守護神のマシソンは別格だけど、契約が切れる来オフには助っ人全員がキューバ人になっていてもおかしくはない。それほど、球団を挙げてキューバに注目しているんです」(巨人関係者)
総額2億円も払った移籍第1号選手のセペダは現在二軍調整中。全く戦力になっていない。まだ若いメンドーサも後半戦の秘密兵器とは考えにくい。他球団からは「巨人のキューバへのボランティア活動」と揶揄する声も上がる。野球王国とのパイプづくりに血道を上げる現状を見ると、「数年後には『読売キューバ巨人軍』になってるんじゃない?」というナインの冗談も笑えない。