若手が次々に不調…ロッテに蔓延する“涌井スタイル”
「自分ひとりならなにをやっても勝手ですけど、将来のある若手に悪影響を及ぼさないでほしいんですけどね…」
チーム関係者が顔をしかめる。開幕から一向に調子が上がらない涌井秀章(28)のことだ。
鳴り物入りでロッテにFA入団しながら、開幕から絶不調。22日のソフトバンク戦も7回3失点で白星を飾れず、登板20試合で5勝10敗、防御率4.71。周囲の期待を裏切り続けている。にもかかわらず、グラウンドの外では元気いっぱい。西武時代と同様に若手を引き連れ、六本木や遠征地で夜の街に繰り出し、深夜まで飲み歩いているのだから、チーム関係者の嘆息も当然だ。
■師事した唐川は急降下
涌井は西武時代から面倒見がいい。それゆえに慕う後輩も多いのだが、付き合う若手が次々と「不調」に追い込まれているのも事実。実際、今季のロッテでは唐川がいい例で、公私にわたり「師事」したおかげで成績が急降下。チームのエース格として期待されながら、ここまで1勝8敗、防御率5.82だ。
「涌井の再生に自信を見せていた西武時代からの恩師でもある伊東監督に<今年1年、死ぬ気でやってみろ>と言われているんですが、そういう姿勢を見せない。本人の性格もあるんでしょうが、一生懸命やるのはカッコ悪いみたいなところまで、若手に伝染しつつある」
こう話すのは別の関係者。いっそのこと涌井を寮にでも入れて、隔離したほうがいいんじゃないか。