菅野離脱でCS救援候補の宮国 好投で巨人二軍コーチ陣安堵

公開日: 更新日:

「宮国は原監督のお気に入り。今季は開幕ローテに入れてもらいながら、KOされてわずか1試合で二軍落ち。それが8月に昇格した時には“キャッチボール投法”になっていて誰もが仰天した。春に二軍落ちしてから、投手コーチと投球フォームを一からやり直した。リリースの瞬間だけ力を入れる“杉内投法”に取り組んできたけど、ただ軽く投げるだけになっていた。監督は当然、怒りましたよ。指導した二軍のコーチにです」

■原監督は若手が伸びないことに不満

 あれから2カ月。二軍では2勝9敗、防御率4.62とCSの秘密兵器には程遠い成績。原監督はそれでも一軍に呼んだ。

「劇的に良くなっていれば、もちろんCSのメンバー入りもあるだろうけど、もし変化がなければ、二軍の投手コーチはヤバかったということ。今年は3人態勢だけど、『投手総合』という二軍では異例の肩書を持つ責任者の尾花コーチへの風当たりが強くなるのは必至。小山は途中から昇格して台頭したけど、宮国や今村など、若手の有望株が一向に成長しないことが不満みたいですから」(前出の関係者)

 宮国の3試合目の先発は、菅野の穴埋めだけではない、コーチ人事にも関わる重要なテスト登板だったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…