ロッテ2位の京大・田中英祐に早くも「球団幹部候補」の声
「球団によっては上位指名もあると思っていましたが、まさか2位とは……」
在京球団の関西担当スカウトがこう言うのは、ロッテに2位指名された京大出身の最速148キロ右腕・田中英祐(22)のことだ。
東大と並ぶ名門大学も関西野球リーグでは最下位の常連校。その弱小チームで何と通算8勝を挙げた田中は、兵庫屈指の進学校・白陵高から京大へ入学した超エリート。プロ野球に行かなければ官僚になるか超一流企業に入るか、はたまた学者になるだろう異色の存在。全球団は将来の幹部候補として大いに期待している。
「中でも阪神は、大学最後のリーグ戦登板となった11日の関学戦に7人ものスカウトを送り込んていました。実は田中は、阪神の南球団社長の高校の後輩でもある。しかも阪神電鉄は京大出身者も多いそうだから、プロ入り後関西球団の阪神に移籍すれば、『将来の球団社長は堅いんじゃないの?』なんて話も出てます」(冒頭のスカウト)
気の早すぎる話だが、田中が阪神に移籍することになれば、大出世が約束されるかも……。