憧れはダル、中田翔、大谷…智弁・岡本に影響与えた「日ハム」本
通算73本塁打を放つ高校ナンバーワン野手の岡本和真内野手(智弁学園、183センチ、95キロ、右投げ右打ち)には、意中の球団があるという。
岡本本人に「行きたい球団は?」と尋ねると、「どこでも取っていただけるところでやりたいです」と殊勝な答えが返ってきたが、好きな球団については「日本ハムです」と即答し、こう続けた。
「以前、小坂監督から薦められたこともあって、日本ハムについて書かれた本を読みました。人間教育的なところからしっかり指導してくれるという印象があります」
日本ハムの育成について書かれた本といえば、元日本ハム投手の岩本勉氏による「人を育てるファイターズの秘密」という著書がある。おそらく岡本はこの本を読んでプロ生活への夢を膨らませたのだろう。「大谷の成長する姿にも影響を受けているようです」と、岡本に近い関係者がこう言った。
「岡本の将来の夢はメジャー挑戦なんです。日本のプロ野球で実績をつくって、海を渡りたい。同じくメジャー挑戦を目標にする日本ハムの大谷は花巻東高校時代、プロから、どちらかといえば野手として高い評価を受けていたが、2年目の今季は二刀流を続けながらも自己最速の162キロをマークするなど、一気に日本を代表する投手に成長した。ダルビッシュや中田翔を開花させた日本ハムなら、自分も成長できると思っている」
ちなみに人気球団の巨人、阪神については、特にこれといった感情はないようだが、本人は、「阪神はおじいちゃんとおばあちゃんがファンなんで、喜んでくれると思います」と話している。