最近のツアープロは感覚ではなくデータ重視
先週の平和PGMチャンピオンシップ・イン霞ケ浦は、単独首位発進の近藤共弘が最終日に7バーディー、2ボギーの66で回り、通算20アンダーで今季ツアー初優勝。
近藤選手は4000万円の高額賞金を手に入れ、賞金ランクも一気に3位に躍進している。
この大会はテレビ中継の他に、インターネットでの生中継をやっていたが、その中で面白い試みがあった。10番ホールのティーグラウンドには弾道計測器「トラックマン」が設置され、出場選手の計測結果が画面にアップされた。
例えば、ベテランの藤田寛之はヘッドスピードが45・9メートルで、飛距離が269ヤード、スピン量が2000回転弱。
ヘッドスピードの割に飛距離が出ていたが、これはミート率が高いこと、そしてスピン量が少ないことが、飛距離につながっている。
藤田に限らず、飛ぶ選手はスピン量が総じて少なく、飛んでいない選手の多くは、スピン量が3000回転以上と総じて多かった。
さて、このトラックマン。もともとはクラブメーカーがクラブ開発、フィッティングのために使っていたが、最近はツアー選手が個人所有するケースが増えてきた。