フィギュア全日本Jr女王・樋口新葉 真央、美姫に並んだ!

公開日: 更新日:

 もう真央の時代じゃない。

 24日に閉幕したフィギュアの全日本ジュニア選手権(新潟)の女子は、13歳の樋口新葉(わかば)が初優勝。中学2年での頂点は安藤美姫浅田真央に並んだ。

 今季ジュニアグランプリにデビューすると、9月のチェコ大会で2位。10月のドイツ大会で初優勝を遂げ、ジュニアのGPファイナル(12月・バルセロナ)の出場権を手にした。

 今は、キム・ヨナの武器だった3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプを得意としているが、すでに真央の代名詞だったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や2種類の4回転ジャンプの練習もしているという。スケート関係者が言う。

「樋口は今、トリプルアクセルを跳ぶのが夢です。練習では尻もちをついているが、成功するのは時間の問題でしょう。樋口のスケートにはスピードがあり、ジャンプの質も高い。キャメルスピンなんて今すぐシニアに入ってもトップレベルです。ジュニアの中では成長力が一番あって、思い切りもいい。現在の身長は147センチ。18年の平昌五輪は17歳ですから、食事に気をつけさえすればそれほど体が大きくなることもないでしょう。トリプルアクセルに4回転ジャンプもプログラムに入れてくれば、金メダル候補に浮上するかもしれません」

 現在休養中の真央は、次の五輪は27歳。その頃は女子も、4回転ジャンプが主流になるとさえいわれる。そうなれば真央は五輪で脇役どころか、代表入りも厳しいだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  2. 2

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  3. 3

    卓球・張本智和がトヨタ自動車「入社内定」の裏側…両親の教育観とスポーツ界の不安定要素

  4. 4

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  5. 5

    日本のアスリートと「向学心」に雲泥の差…《エリート選手に勉強不要》は世界の常識からズレている

  1. 6

    伊藤美誠がパリ五輪シングルス代表絶望で号泣…中国も恐れた「大魔王」はなぜ転落したのか

  2. 7

    IOC会長選に落選した渡辺守成氏が明かす「驚愕の敗因」…女性の一致団結に《屈服させられました》

  3. 8

    貴ノ浪が43歳で急逝 横綱・大関は「寿命が短い」本当の理由

  4. 9

    “ミスター・ラグビー”と呼ばれた松尾雄治さん 西麻布で会員制バーを切り盛り「格安なので大繁盛だよ」

  5. 10

    羽生結弦「30歳の挑戦」…プロ転向から2年半「毎回五輪での記録を更新する気持ちでやっています」【独占インタビュー】

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」