海外嫌いの横峯さくらが「米ツアー最終予選会」に挑んだ理由
「さくらが結婚した森川氏は、メンタルトレーナーとして著書も数冊あるし、企業の社員研修もやっている。それでも33歳と若く、まだ無名。今は、さくらのダンナの方が通りがいい。そんな夫を伴って米ツアーを戦えば、テレビや雑誌の企画は殺到する。成績次第では成功に導いたメンタルの先生として出版依頼もくるでしょう」
さくらは人一倍家族思いで知られる。奔放な父のために苦労してきた母の姿を小さい頃から見てきた。だからプロ転向後に父親がトラブルを起こすたび、「私が頑張らなくちゃ」とツアーで活躍し、家族を支え、横峯家をまとめてきた。そして結婚したことで、「今度はダンナのためにゴルフをやろう」とスイッチが入った。要するに夫をメジャーにするために、乗り気ではない米ツアーに挑戦する気になったのだ。
横峯は先月のエリエール女子で今季初勝利(ツアー通算23勝目)を挙げ、国内ツアーでは史上2人目の生涯獲得賞金10億円を突破。横峯家の“大黒柱”は、今度は愛する人のためにクラブを振る。