金子も逃がし補強全敗の阪神にファンが「イチロー強奪」提言

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 恥も恥である。24日にオリックスからFA宣言した金子千尋(31)が残留を表明。「同僚選手と優勝したい気持ちが強かった」と話した右腕を取り逃した阪神の中村GMは、「今回は初めから雲を掴むレベル。当然、攻めなきゃいけないと思ったが、結果は予想されたというか……」と苦悶の表情だった。

 これで阪神は今オフの補強で全敗。山井(中日)、宮西(日本ハム)はそれぞれ残留、成瀬はヤクルト、中島はオリックスに奪われた。生え抜きのスター選手である鳥谷もメジャーに流出する可能性があり、中村GMの責任問題に発展するのは必至だ。

「ならば、イチローをメジャーから強奪したらどうでしょうか」

 こう提言するのは、阪神ファンで関西大大学院教授の宮本勝浩氏だ。

「補強失敗、鳥谷流出となれば、来季に大きな期待は持てない。イチローは来季もメジャーでプレーしたいようだし、古巣オリックスも大事にしていますが、日本のどの球団よりも先に獲得を表明するなりして誠意を見せれば、ハナから勝ち目がなかった金子の時とは様相は変わってくるはず。巨人の次期監督が松井秀喜なら、阪神は選手イチローで対抗するという気概で、フロントには仕事をやってもらいたい」

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