アジア杯惨敗なのに…アギーレ手腕に“再評価”気運の不思議

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 アギーレ監督は「若手選手の抜擢、世代交代を進める」を掲げ、Jリーグでも結果を残していない“無名”選手を何人も招聘し、多くのサッカー関係者を驚かせた。しかし、国際試合で結果を残した選手はおらず、合宿に参加しただけで試合中はベンチに座りっ放しだった代表ルーキーは1人や2人ではない。

■UAEの選手起用にも疑問符

 一方で、Jリーグ得点王の川崎FW大久保嘉人(32)、G大阪の3冠の原動力となったFW宇佐美貴史(22)を呼ぶそぶりも見せず、一部Jリーグ監督、元監督から「アギーレは選手を見る目を持っているのか?」といぶかられる始末だ。

「DF4人の前にアンカーを置く戦術は、10年南アW杯で岡田監督もやっていた戦術。これ以外にも目新しい戦術があるわけでもなく、ブラジルW杯の主力メンバーに頼りきり、同じ顔ぶれを4試合続けて先発させた。攻撃陣のテコ入れとしてFW武藤嘉紀(22)、MF清武弘嗣(25)のフレッシュなアタッカー陣を送り出し、ボランチのMF遠藤保仁(35)に疲れが見えると同ポジションのMF柴崎岳(22)と入れ替える。アリ監督と比べるとシンプル極まりない采配と言わざるを得ません。そもそもUAE戦の前半限りでFW乾に見切りをつけて武藤を入れたが、キレキレで絶好調だった乾は、もっと長くプレーさせるべきではなかったか。さらに言うならば、豊田と代わってベンチに戻ったのがFW岡崎ではなく、この日もイマイチだったFW香川だったら、PK戦の行方も変わっていたのかも知れない」(前出の平野氏)

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