「ダメなら厳しく書いて」 ソフトB松坂大輔が語った“覚悟”
「元に戻すというより(フォームを)良くしたいということです。だから佐藤さん(コーチ)に見てもらおうと思ったんです」
■今はフォームを固めることを優先
――実績ある投手が、今ごろフォームを修正することに不安はないのですか?
「それはないですね。キャンプ前にも少し話をしましたが、基本的に僕と佐藤さんが考えていることはズレていないので。ヒジ(の高さ)や体の開き、ステップした足の踏み出しとか、いろいろとチェックするところはありますが、違和感みたいなものは今のところないです」
――マイペース調整を続けていくと。
「できればそうしていきたいです。というより、僕の場合はやっぱり1年間を通して活躍することが目標です。それに……」
――それに?
「他の投手の方々には申し訳ないというか、僕はもう、この時期からアピールする立場じゃないと思うんです。仮に今、僕が西武の新人のころだったら、このぐらい(第2クール)から首脳陣にアピールしていかないといけないと思いますが、今は年も重ねましたし。アピールよりは、自分のフォームを固めることであったりとか、体の状態をよくして、長くチームで活躍することを優先した方がいいと思うんです」