成長過程ダルそっくり 日ハム大谷「3年目の握力」にOB仰天
冒頭のOBが言う。
「打者大谷も、昨季の後半から格段に飛距離が伸びた。フリー打撃で札幌ドームの最上段に放り込むなんて中田でも難しいのに、大谷はピンポン球でも飛ばすように軽々と運んでしまう。これらは何かきっかけを掴んだというより、体力と技術の歯車がちょうどその辺りの時期に噛み合ったということだろう。技術向上と体力づくりに余念がないからこそ、入団して2、3年目に急成長したように見えるのです」
そういった要素が握力の強さにもつながったというわけだ。
9日、大谷は紅白戦に初登板し、2回2安打2四球1失点。まだキャンプ第2クールにもかかわらず、MAX155キロを筆頭に150キロオーバーは9球を数え、失点の直接の原因も遊撃・中島の失策だった。それでも大谷は「やりたいこと、修正点は見つかった。全体的に今日は良くない」と、表情は硬いまま。栗山監督も「どこが良かったか? 良かったのがなかった。しっかりやりましょう」と辛口だった。
この内容でダメなら、目標は一体どれだけ高いのか。大谷の成長から目が離せない。