巨人・岡本の「プロ初本塁打」を二軍首脳陣が喜べない理由
宮崎で二軍キャンプを送る巨人のドラフト1位ルーキー岡本和真(18=智弁学園)が25日、プロ入り初本塁打を放った。
対外試合2戦目となる二軍の練習試合に「6番・DH」で出場。二回にヤクルト新垣の直球を左翼席後方のネットに突き刺した。
一軍は沖縄2次キャンプ中だが、宮崎での朗報は原監督の耳にすぐに届いた。「どういう形でも、何というか良い糧とする。何かを掴んだら、それを離さず将来に生かしていけばいい」と称賛。二軍首脳陣もさぞ喜んでいるだろうと思いきや、こちらはそうでもないらしい。
「紅白戦と20日の初の対外試合は三塁で出場したけど、ルーキーなのにこの日は『DH』。これが現状です。『打高守低』といわれる課題の三塁守備は『時間がかかりそう』が現段階の評価。岡崎二軍監督らのファーム首脳陣は、焦らずじっくり育成する方針です。しかし、原監督も同じ考えとは限らない。ドラ1ルーキーは気になるだろうし、『打てるなら上げてこい』といつ言うか分からない。キャンプの二軍スタートにしても、原監督は『やみくもに二軍というのはない』と最後まで一軍抜擢を模索していましたから」(球団関係者)