月間MVPも 西武を牽引の“ウナギイヌ”秋山のバックボーン
今季開幕から好調を維持し、3、4月の25試合で打率.374、2本塁打、8打点で「3・4月月間MVP」を獲得。29日現在、打率3割5分をマークして、チームを牽引している。
■点から線
バットを立てた力感のある昨年の打撃フォームを今春キャンプで修正。左肩をバットで軽くトントンと叩くような「脱力フォーム」に変更したところ、打棒が開眼したという。
「僕の打撃はバットを立てて、上からボールを叩くイメージだったのですが、それだと変化球に対応しづらかった。今のフォームならバットが向かってくるボールに対して平行に出るため、横にしたバット全体でボールを捉えられる感覚です。バットに当てる面積が広くなったというか、『点』で打っていた打撃を『線』にしたら良くなったという感じでしょうか」とは秋山。
西武・田辺監督も「今季は本当に成長を感じる。昨年以上にセンターを中心に右左とさらに広角に打てるようになった」。
■父の急死
秋山が12歳(小6)の頃に当時40歳だった父・肇さんが胃がんで他界した。