“1年生の未熟さ”露呈…SB工藤監督の挙動がナインを惑わす
快勝だった。ソフトバンクは咋4日のDeNA戦で先発の武田が3安打完封勝利。打っては、2回の李大浩の先制2ランを皮切りに大量8得点で圧倒。かつて監督就任要請を断った“因縁”の相手にカード勝ち越しを決めた工藤監督は「バックも点を取ってくれて全てにおいて言うことはない」と評価した。
それにしてもこの新人監督、試合中は忙しい。
この3連戦だけをみても、初戦は柳田の打球が審判に当たってボールデッドとなると、ベンチからわざわざルールブックを持ち出して2度も抗議。試合が再開された後も、不満げにブツブツ言っている姿がテレビに映し出された。2戦目は延長十回1死満塁でわざわざベンチ前に出てきて、ベースコーチを呼び寄せて作戦会議をした。
「あれは代打に江川を送って勝負をかけたい場面なんだろうけど、ヘッドコーチがいないとはいえ、『私はスパッと決断が下せない』というのを相手側にバラしているようなもの。指導者経験のない1年生監督で、ましてや投手出身。攻撃に関する采配はまだまだ未熟であることを差し引いても、もう少しドッシリと構えてもいいんじゃないか」とは、あるOBだ。
後藤球団社長は「層の厚さ、バランス。良い補強をして監督以下、チームが力を発揮している」と話していたが、年俸総額は12球団トップの46億3400万円でこれだけの戦力だ。監督が下手に動くと選手はやりづらいだけだ。