6点リードでスクイズ…ソフトBが中日に“奇襲”仕掛けた狙い
「そこまでやるか」という奇襲で中日を叩きのめした。
ソフトバンクは序盤に中日先発の八木を打ち込み、二回までに6-0。その後、両軍ゼロ行進が続き、七回、ソフトバンクの攻撃時に「事件」は起きた。1死一、三塁の場面で、試合途中から出場していた福田が、まさかのスクイズを成功させた。
いくら中盤で点が取れなかったとはいえ、6点差の終盤にスクイズ。これには竜党も怒り心頭、ナゴヤドームが怒号で包まれた。
大差でのバントは確かに非難されても仕方のない行為ではある。しかし、今季からの交流戦に限ってはそうではない。昨季までの交流戦はホーム、ビジターで2戦ずつ。敵地で連敗しても仕切り直しが出来た。今季からは1年ごとにホーム、ビジターが変わる3連戦。これが戦い方を大きく変えた。あるパ球団のスコアラーが言う。
「3連戦が1回というのは、いわば一発勝負。勝ち越すためにはデータよりも勢いが重要になる。ポイントはいかに初戦を取って、勢いに乗るか。ウチも含めて、どの球団も昨季ほど他リーグのデータを集めてない」