期待の若手、相撲界に直言
「私は相撲界に入ったときから“外国人”じゃない。私は“お相撲さん”で、日本人と一緒。それは、心はこっち(日本)に置いてる、ってこと。帰化もしたし、外見は外国人でも中身は日本人以上に日本人になるように努力してきたよ。
私は、最後まで日本にいる。日本で死ぬ、という気持ちだよ。日本で、日本人として生きていく、という覚悟だよ。だから今、ここにいる。
その覚悟がなければ辞めればいいんだ。白鵬は、まだお相撲さんになってないんじゃない?」
今後の角界を背負っていくと思われる照ノ富士や逸ノ城は、どうなっていくのだろう? 同じように海外からやってきて、今は親方として後進を育てる武蔵川親方は、どう見ているのか?
「それは人間性だからね。どう育てられたか、ということと、あとは師匠。親方次第だよ。彼らには、皆からリスペクトされるお相撲さんになって欲しい。そのために、まず、攻める相撲をして欲しい。そうすれば、前に落ちなくなる。負けなくなる。それを体が覚える。
逸ノ城の引く癖も直せるよ。ただ、そのためには師匠がうるさく言い続けなければいけない。お相撲さんは、やっぱり師匠次第なんだよ。