ロッテが頭抱えるデスパイネの“一時離脱” メジャーが強奪も
ロッテのチーム関係者が言う。
「球団は昨年オフ、米国とキューバの国交正常化交渉が始まる前にデスパイネと2年契約を結んでいます。本来なら来年末まではロッテの保有選手です。でも、デスパイネの契約主はキューバ政府で、選手派遣の目的はあくまで外貨獲得。仮にメジャー側がロッテ以上の年俸をデスパイネに支払うとキューバ政府に約束すれば、カネが目当てのキューバ政府がロッテとの契約を反故にしかねませんからね」
キューバは、早急に国交が回復すると予測していなかったのだろう。デスパイネが今季いっぱいロッテでプレーすることは保証しているといわれる。一時帰国したまま戻らないという事態は避けられそうなものの、来季に関しては不透明だという。それでロッテは頭を抱えているのだ。