西武・秋山とSB柳田 「打率4割」の可能性を計算してみた
パ・リーグの首位打者争いのレベルが高い。連続安打を28試合としリーグ最多132安打の西武・秋山翔吾。17本塁打し最高長打率を誇るソフトバンク柳田悠岐。8日時点で打率.3782、.3776の1位、2位。プロ野球史上初、夢の4割打者誕生の期待を抱かせるのだ。
実績から残り試合数の打数を予測し、4割に必要な安打数をはじいてみた。
秋山は残り62試合で115安打(打率.431)が必要。トータル247安打はプロ野球新記録で、打率は.401に到達する。
柳田は残り67試合で107安打(打率.425)が欲しい。トータル215安打は、イチローが94年に樹立した210安打のパ・リーグ記録を更新。打率は.3996。四捨五入し4割到達となる。
しかしハードルは高い。両者は今後最終戦まで「7打数3安打」(.429)のペースが求められるからだ。1安打不足すると、次の試合で7打数4安打のペースを要求される。スランプが長引くと不足分が雪だるま式に膨張。夢は瓦解する。