昨夜も薮田を打ちあぐみ…阪神を待つ後半戦“初モノ地獄”
またしてもやられた。
15日の広島戦。初対戦となったドラフト2位新人の薮田(亜大)に4回を無失点に抑えられるなど、打線が奮わず完封負け。再び借金生活に突入し、3位に転落した。
打ち崩せない相手ではなかった。薮田は初回から制球が不安定で与えた四死球は実に6個。三回に俊介、四回には坂が死球を受けて警告試合になり、敵将の緒方監督も四回で見切りをつけたほどだが、相手にもらった再三の好機を逸した。
とにかく初モノに弱い。巨人のドラフト3位新人・高木勇には4月にプロ初完封を献上するなど0勝2敗。交流戦ではオリックスの「ドラ1」山崎福に6回無失点に抑えられた。
昨年も大瀬良(広島)にプロ初完投を許すと、プロ2年目とはいえプロ初登板の浜田(中日)には初完封初勝利を献上。13年も新人投手に4勝10敗だった。
■「打席での指示が徹底されていない」とOB指摘
新外国人投手にもからっきしだ。巨人のポレダ(0勝4敗)、マイコラス(0勝1敗)、広島のジョンソン(0勝1敗)、中日のバルデス(0勝0敗)と勝ち星はゼロ。リリーフのオンドルセク(ヤクルト)にも1勝をプレゼントしている。