ヤクルト畠山和洋を全解剖 「Boo」はどこで覚醒したのか
■社長の肝いり
00年ドラフト5位で入団。下位での指名になったが、当時の田口球団社長が将来の和製大砲の指名を熱望したことで指名に至ったという。当時のスカウト部長である小田スカウトが言う。
「畠山を指名する前年、日大山形の栗原健太を4位で取りたいと考えていたが、先に広島に3位で指名されたこともあり、00年は高校生の長距離打者をずっと探していた。畠山は手首が柔らかくて強い印象があった。変化球を打つのもうまかった。打撃のリストに加え、守備のグラブさばきも柔らかかった。高校生野手の中で一番の評価でした」
■ニックネーム
ニックネームは大きな体形をもじって「Boo」。一部スポーツ紙では「燕のえびす様」と呼ばれている。プロフィルでは96キロになっているが、実際は100キロ前後をキープし、「今は102キロかな」と本人。
■酒
「若い頃はボトル1本を空けることもありましたけど、今はぜんぜん。家に帰っても酒が飲みたいともあまり思わないし、月に1~2回、晩酌でビールを飲むくらいです」(畠山)