早実も志願者増加 清宮「甲子園出場」がもたらす“経済効果”
夏の甲子園の11~13年の3年間の平均観客動員(83万7000人)を基に、開幕から決勝までの交通費、宿泊費、飲食費等の消費、関連産業で働く人間の所得の増加を合算。消費支出の対象としては、(1)選手、生徒、教員、保護者など学校関係者(2)一般観客(3)高野連等運営に携わっている人たち(4)マスコミ関係者(5)その他――となっており、(5)は例えば家でテレビ観戦するために、40万円相当の高画質の4Kテレビを購入することなどを想定している。
その宮本氏は、「清宮くんが甲子園に出場し、少なくとも準々決勝まで勝ち残った場合、経済効果は少なくとも2割増、約50億円の増額が見込まれます」とこう続けた。
「観客はおそらく増えるでしょうから、それに伴う消費支出も増えます。清宮くんは予選の西東京大会決勝戦で過去最多となる2万8000人超の大観衆を集め、連日マスコミが大騒ぎしている。大会前から大きな注目を集める稀有な存在です。古くはPL学園の清原和博、桑田真澄、最近では早実の斎藤佑樹、花巻東の菊池雄星(現西武)が騒がれましたが、あくまで大会が始まって活躍してからの話。高校生1人で50億円なんて物すごい金額は、清宮くんだからこそはじき出せる数字です」